「貯蓄から投資へ」
この言葉は少なくとも1980年台後半、少なくともバブルの真っ只中にはいわれていた言葉です。しかしながら、いまだに個人資産1800兆円超のうち、半数以上が貯蓄として保有されています。
なかなか進まないなぁ・・・と思っています。理由の一つは個人資産の保有は、コンサバな高齢者に偏っていることもあるのでしょう。
本日の日経新聞に
「金融商品の販売、認知能力も基準」〜高齢客への対応「年齢一律」見直し〜
という記事が掲載されていました。2013年にできた金融庁の監督指針と各社の自主ルールで高齢者向けの勧誘・販売ルールを認知能力がしっかりしている高齢者とそうでない方とを区別して対応できるようにする、というものだそうです。
100年時代に資産形成を促す意味では、それはそれでとても良いことだとは思います。
現状の各社のルールは様々です。高齢者の定義を65歳以上に設定している会社もあれば70歳以上に設定している会社もあります。また販売商品によってルールを設けているケースも多いです。そもそも知識があまりなく、一方でそこそこのお金を持ち、時間がある高齢者をうまく取り込んで販売していたのは証券会社や保険会社などの金融機関自体で、多くのクレームを生んでいました。そういったことも結局「貯蓄でいい」となっていったのだと思います。
各社の金融商品は複雑で、全商品を理解することは不可能に近いと思います。またなかなか組み合わせた提案もありません。情報は氾濫するほどありますが、整理して理解することは困難でしょう。
楽しい100歳時代プロジェクトでは、高齢者ご自身はもちろん、高齢者を良心に持つかた、人生100歳時代に向け当然これから高齢者になっていく方などに様々な情報をご提供しながら、リンクする「健康のリスク」「お金のリスク」「キャリア形成」に関して一緒に考えていきたいと思っています。
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