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知っておきたい「がん」のこと
現在日本人のうち、2人に1人は何らかのがんにかかるといわれてい流よう に、がんはすべての人にとって身近な病気です。残念ながら、がんにならなくなることはできません。しかし禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などによって、「なりにくくする(予防する)」ことができます。
【生涯でがんになる可能性/死亡する可能性】
〈がんになる確率〉
62%
〈がんで死亡する確率〉
25%
〈がんになる確率〉
47%
〈がんで死亡する確率〉
16%
国立がん研究センターがん情報サービス「知っておきたいがんの基礎知識」より一部抜粋
【罹患数が多い部位】(2016年)
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ))
【死亡数が多い部位】(2018年)
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ))
知っておきたい!
【胃がん】
胃がんは現在患者数は最も多く、かかるがんとしては、男性の第1位、女性の第2位となっています。
かつてはがんによる死因の第1位でしたが、医療の進歩で早期発見により完治を望めるようになりました。しかし今だに死亡数が多い部位では、男性では第2位、女性では第3位となっています。
胃がんのリスク要因は
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胃の粘膜を荒らす「塩分」のとりすぎ
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胃の中に住みついて胃の粘膜を荒らす「ピロリ菌」
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胃粘膜のがん化を促進すると言われる「喫煙」
です。
知っておきたい!
【乳がん】
乳がんは年間約7万人がかかり、約1万3000人がなくなっています。
乳がんが増加している背景には、晩婚化や少子化など女性のライフスタイルの変化が関わっていると考えられています。
乳がんのリスク要因には、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっています。
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初経年齢が早い、遅い
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出産系経験がない
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初産年齢が遅い
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閉経後の肥満
など長期間エストロゲンにさらされているほどリスクが高くなります。
知っておきたい!
【肺がん】
肺がんは男女合わせたがんによる死亡原因のトップです。
肺がんの罹患率は40歳代後半から増え始め、高齢になるほど増加します。また進行が早く転移するケースも多いため、早期発見が非常に重要です。
肺がんの最大のリスク要因は、たばこです。
肺がんの患者のうち、男性の約70%、女性の約20%は喫煙が原因で肺癌にかかっていると推計されています。
また、たばこを吸わない人も周囲のたばこの煙を吸う受動喫煙の影響により、がんのリスクは20%〜30%程度高くなると言われています。
知っておきたい!
【大腸がん】
大腸がんは年間約13万人を超える人ががかかり、罹患率は40歳代後半から増え始め、高齢になるほど発症リスクが高まります。
大腸がんはS状結腸と直腸に多く発生します。
大腸がんの主なリスク要因は
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肥満や過体重
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食生活の乱れ
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食事の欧米化(動物性脂肪やタンパク質の過剰摂取)
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食物繊維の不足
などが挙げられます。